パコ・デ・ルシア

不世出の天才といってよいだろう。
フラメンコギタリストで最も有名であり、その演奏能力と存在感の強さは他の追随を許さない。

しかし、パコの凄さはフラメンコギタリストとしての技量だけではなく、他のジャンルの音楽との融合だと思う。
フラメンコの枠にとらわれず、フラメンコにはないアドリブを取り入れるなど、パコ・デ・ルシアというジャンルを作ったようなものだ。
有名なのはアル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリンとのスーパーギタートリオ。
ジャズ、フュージョン界を代表するテクニシャン二人との共演はまさしく世界最強。
全員が凄まじい迫力であり、奏法は三人三様。
パコはナイロン弦の指弾き、ディ・メオラはスティール弦をピッキング、ジョンはナイロン弦をピッキングする。
このトリオの名盤「Night In San Francisco」が1981年にリリースされ、コンサートツアーも行われたようだ。

Mediterranean Sundance / Al Di Meola,Paco De Lucia

そしてこのトリオを1996年に再結成し、おそらくこの年に来日している。
このコンサートを見にいったが、とにかくパコの存在感が強かった。
3人とも凄まじい演奏能力だが、パコの音圧は群を抜いていた。
今でもこれほどの音圧を感じるギタリストは見たことがない。

Paco De Lucia, Al Di Meola and John McLaughlin – Mediterranian Sun Dance

そして、2014年、心臓発作で66才の生涯を閉じる。
短命とは言い難いが、もっと年輪を重ねたパコを見てみたかった。

そんなパコ・デ・ルシアの映画が公開される。

パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト
http://respect-film.co.jp/pacodelucia/

 

パコの少年時代の映像から晩年までを描いたドキュメントのようだ。
上映する映画館はあまり多くはないが、多くの人に見てももらいたいと思います。

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