B.B.King

B.B.King、いわずとしれたブルースの巨人。
ブルースを聴き始めてすぐに聴いたブルースマンの一人で、始めてブルースマンのライブを見たのはB.B.Kingでした。

1995年前後のブルーノート東京での公演。
今の場所より二つくらい前のライブハウスで、今より随分収容が少なく、ミュージシャンが目の前にいるような会場でした。

すでに70才前後だったためこれが最後の来日か、とも言われていたので、何はともあれライブを見てきました。
B.Bはヴォーカルもギターも唯一無二の個性。
私は特にギターが好きですが、一音出しただけでB.Bとわかる音色、シンプルな演奏スタイルですが強烈な個性です。

B. B. King – The Thrill Is Gone

愛用するギターはB.Bのオリジナル。
ギブソンES-355をベースに、Fホールがないブラックボディがメインというか、何本も使用している一番多いモデル。
愛器を「ルシール」と名付けており、ギブソンからB.Bモデルも発売されている。
(市販モデルはソリッドボディ)

「ルシール」というのが女性の名前というのはわかりやすく、最初は昔の恋人の名前かと思っていた。
しかし、調べてみるとB.Bが若い頃に演奏したクラブで女性をめぐって二人の男が争って火事になり、その時の女性の名前が「ルシール」ということ。
こんな馬鹿な真似はしない戒めという意味で、愛器に「ルシール」と名付けたが、こんな命名普通思いつかない。。。

とにかく始めて見たB.Bは鮮烈だった。
ブルースのライブ、コンサートホールでないライブというのも始めてだったかもしれない。
間近で見た強烈な存在感と個性的なギターの音色、迫力あるヴォーカル70才近い年齢を感じさせなかった。

最後の、と言われていたが、その後2回来日(^^;)
2回とも見に行くことができ、最後は確か2000年前後だったと思います。

さすがに80才を越えると海外ツアーは難しいようで、それでもアメリカ国内ではライブ活動を行っていたようです。
そして、2015年5月に他界。

今後これほど存在感の強いブルースマンは出てくるだろうか。
やはり今のブルースと1950〜60年代のブルースは世界観が異なると思う。
テクニックは向上しても、この年代ならではのブルースの盛り上がりを体験するとしないでは、身体に染み込むものが違うような気がする。

それでも今のブルースマンは今しかできない世界観でブルースを魅せてほしい。