オーティス・ラッシュ

私はブルースが好きです。
アコースティックだけでなく、エレクトリックなブルースも昔から好きです。

オーティス・ラッシュはトップクラスに好きなブルースマン。
名曲「All Your Love」は多くのミュージシャンに愛され、エリック・クラプトンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンらにカヴァーされ、これらのバージョンも人気が高い。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンのバンド名「Double Trouble」はオーティス・ラッシュの曲名でもある。

Otis Rush And Eric Clapton – All Your Lovin’ [Miss Loving]


オーティス・ラッシュを初めて生で見たのは2001年のジャパン・ブルース・カーニバル。

サウスポーでチェリーのES-345を奏でる。
迫力ある歌声とギターはとても魅力的で、ブルース・カーニバルでもその魅力をこれでもかと披露してくれた。

その後、2004年にも同じくジャパン・ブルース・カーニバルの出演で来日したのだが、来日の数ヶ月前に脳梗塞で倒れていた。
あまり重くはなかったようだが、来日した時は支えがなければ歩くのも難しく、ギターを持ちはしたがとても弾ける状態ではなかった。
かろうじて歌えるが、声を出すのの辛そうであった。
そんなオーティスを支えたのが盟友カルロス・ジョンソン。
オーティスと同じくサウスポーで、ギブソンのセミアコを奏でる。

Carlos Johnson & HooDoo Band

カルロスがギターを弾き、オーティスが歌う。
カルロスのギターはオーティスが乗り移ったかのように違和感がなく、オーティスの歌は魂を振り絞るような迫力で、素晴らしいステージであった。

その後、オーティスは演奏活動ができずにずっと静養をしている。

そんなオーティスが2016年6月12日シカゴ・ブルース・フェスティバルに姿を現した。

その時の映像がこちら

もちろん歌もギターもできないが、挨拶はしてくれた。
もうそこにいるだけで幸せである。
1935年生まれなので81才だがまだまだ長生きして、現在活躍しているブルースマン、これから活躍するブルースマンたちを見守っていてほしい。

インプット

ギタリスト、音楽家はいろいろなものをインプットし、それを咀嚼してアウトプットしている。
多くのギタリスト、音楽家がインプットする音楽は、自分の提供する音楽とはかけ離れたものも含め、多岐のジャンルに渡る人が多い。
そして、音楽以外のものもたくさんインプットしている。

これまでいろいろなギタリストからお話を聞きましたが、小説、絵、漫画、映画、風景、スポーツなど、様々な事柄を糧にしている。

音楽には技術的な側面も大きいが、作曲はもちろん奏法も表現力に重きを置いている。
デジタルの打ち込みと人の演奏では大きく異なることでわかるでしょう。

ソロギタリストの特徴として、いわゆるプロ活動をしてからはギター音楽をあまり聴かなくなっている傾向が強い。しかし、ギター以外の音楽は積極的に聴いている人が多い。
他のギタリストの影響を受けたくない、ということも聞いたことがある。自らが表現者になると、他のギター音楽への興味が薄れるのかもしれない。

それでも、インプットする質と量は多く、それがあってこそ良質の音楽を生み出している。
これは表現者に限らないでしょう。

どのような仕事、趣味でもそれに直接関係の無いものでもインプットが多ければ、アプトプットできる質を高め、量を増やせるのだと思います。

ライブ

音楽を聴き始めた頃、テレビ、ラジオでまず曲を知り、気に入ったらレコード、あるいはカセットテープを購入したり、レンタルレコードで借りたものをダビングしていた。
それを繰り返し聴く。

何がきっかけかよく覚えていないが、中学2年生の時に初めてさだまさしのコンサートに行った。当時はさだまさしが大好きで、アルバムだけでなくラジオも毎週聞いていた。
おそらくラジオがきっかけで、コンサートにも行きたいと思ったのだろう。
そのコンサートはとてつもなく面白かった。
コンサートホールの音量の大きさに驚き、生の歌声、楽器の音にえらく感動したものだ。
ラジオでさだまさしのトークが面白いことを知っていたが、MCもたまらない。そして、MCが長い(^^;)
コンサートは3時間は超えていたと思います。

ここから高校卒業まで毎年に1回さだまさしのコンサートに行き、その他にも谷村新司や長渕剛など、今考えると中高生にしては随分コンサートに行っていたと思います。

音楽を聴くのであればレコードでもいいはずなのに、どうしても生で聴きたかった。
当時は詳しくレコーディングのことを理解していた訳ではないが、レコーディングとは何度も録り直し、ベストな音源を使用するということはわかっていた。
コンサートの魅力として、目の前で起きていることが全てであることのワクワク感と緊張感を楽しんでいたと思う。
それは今でも大きく変わらない。

ライブは一発勝負で、やり直しはきかない。
出だしてトチってやり直すことはあるが(^^;)

もし環境が許すのであれば、好きなミュージシャンのライブは是非見てもらいたい。
アルバムやYoutubeとは異なる姿、音を感じることができる。
特にソロギターのライブは小さなライブハウスが多く、ミュージシャンと身近に接することができる。
ミュージシャンは話しかけられることを嫌がらない。
むしろ、話しかけられることを喜びます。

1度行くと病みつきになること請け合いです。

ライブにはぜひ足を運んでみてください。

 

熊本地震復興支援プロジェクト
HAND IN HAND〜ソロギターで復興支援を〜

http://www.aco-world.com/cd/fukkou2016/

トレモロ

クラシックギターの楽曲としては「アルハンブラの思い出」を始め、トレモロ奏法を多用する楽曲は以前から多い。
最近はアコースティックギターの曲でもトレモロが増えている。
しかし、一般的にはクラシックギタリストが本格に練習したトレモロとアコースティックギタリストが独学で習得したトレモロは音の粒立ちなどが違うように思われる。あと、スティール弦よりナイロン弦の方がトレモロには向いている気もします。

そんな中で、ギタリスト川畑トモアキさん(http://batalog.ojaru.jp)のトレモロは素晴らしいと思います。川畑さんはスティール弦を使用してますが、クラシック音楽も勉強しているため、トレモロの造詣も深いものがあります。

私が楽器店で働いていた頃、クラシックギタリスト川井善晴さん(http://www.studio-delphin.com/)によるトレモロ講座がお店で行われました。
その際に印象的だったのは、どの指でも同じ音色を出すことを心がけ、その練習として右手の指の順番を変えるということでした。
通常トレモロは薬指、中指、人差指という順番で弦を弾きますが、それを薬指、人差指、中指などように順番を変えて音色を整えるということでした。
川井さんはさらに親指を加えてトレモロを弾きましたが、音色が全く同じで驚いたものです。

川畑さんも右手の指の順番を変えての練習をしているということでした。
このようにアコースティックギタリストもクラシックやエレキ、あるいはピアノやドラム等、他の楽器を触ることによってより表現力が増すのではないかと思っています。これはプロギタリストに関わらず、趣味でギターを弾いている人にも有効だと思います。

音の説得力

アコースティックギターは数え切れないくらいの種類があり、同じモデルでも1本ずつ音が違う。
それを様々なギタリストが演奏するので、耳に入ってくるギターの音というのはそれぞれ全く異なっている。

10代であってもとても演奏能力が高く、ギターをうまく鳴らせるギタリストもいる。
しかし、長いキャリアを経なければ出せない音もあると思う。

初めて音に説得力を感じたのは、2007年第一生命ホールで行われた石川鷹彦さんのコンサート。
それまでもいろいろなベテランギタリストのライブを見たこともあり、石川鷹彦さんも多分2回目だったと思う。
それらの演奏もいい音であると感じていたが、2007年のコンサートでは最初の一音がとても太く、まっすぐに体に浴びせられてきた。
ホールという環境もあったのかもしれないが、特に音が大きい訳でもない。それでも強い音の圧力にゾクゾクした。
石川さんはカオルギター、エピフォン、マーティン等様々なギターを使用しており、それぞれ楽器の個性もあるが、全て石川さんならではの音色になる。
とにかく音が太く、存在感が強い。

速く弾く、間違えずに弾く、ということは練習で可能になるだろうが、音の存在感は長い年月をかけなれば出ないのではないだろうか。

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ブログ始めました

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Acoustic Gutar World発行人シゲエダユズルです。
Facebookをブログ的に使おうと思っていましたが、少し長くなるだけで読みにくい感じがしたこと、データベース的な使い方もブログの方が向いている気がしたので、始めてみます。

主にアコースティックギターのことを書くと思いますが、他のジャンルの音楽や、音楽以外のことも気の向くまま書いていこうと思います。
まずは、1ヶ月毎日書いてみます。
その後はそのまま継続するか、ペースを落としていくか、少しお試しです。

ちなみに、ブログのタイトルである「Come On My Kitchen」はロバート・ジョンソンの1曲です。
「キッチン」ですが料理の話はありません。。。
ロバート・ジョンソンですが、エロではありません。。。


本編:
現在、Acoustic Gutar Worldという電子書籍を発行しつつ、アコギ関連のイベントも企画をしています。
Acoustic Gutar World、略してアコワドは月1回ギタリストのインタビューを中心にEPUBファイルで発行しています。現在はEPUBファイルもある程度ポピュラーになってきて、iphone、ipad、Macでは標準インストールされれているibooksで読むことができます。
無料でダウンロードできますので、お気軽に購読してみてください。

http://www.aco-world.com

最近は押尾コータローさん以外のソロギタリストもいろいろな雑誌に取り上げられるようになってきましたが、日本には素晴らしいギタリストがまだまだたくさんいます。
全国的にはまだ知られていない、魅力的なギタリストを紹介していくのが一番の目的です。
普通、音楽雑誌以外も含めて人気のあるコンテンツを取り上げて部数を伸ばす、というのが一般的な考え方だと思いますが、アコワドでは知名度はなくても、いいと思ったギタリストをどんどん取り上げていきます。主に若い人(^^;)

マニアックなコンテンツですが、少しでも興味を持っていただけるとありがたいです。

 
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Acoustic Gutiar World 運営。ギター、ギタリスト等についてつれづれに書いていきます。ときどきワンコ。http://www.aco-world.com