Acoustic Guitar World企画 女性シンガーソングライターライブイベント
百花繚乱
2019/3/16(土)開場17:00　開演17:30
出演：天伶知詠、田中永美、橋村姫　OA：*のえ*
会場：宮内家

Photo :野田裕志

Acoustic Guitar World初の女性シンガーソングライターのライブイベント「百花繚乱」が3月16日に開催された。
オープニングアクトを含めて4人の出演。
個性、音楽性がそれぞれ異なるが、哀愁を帯びた音色が多いという点は共通しているだろう。

オープニングアクト*のえ*の楽曲は視点が独特。童謡の「かごめかごめ」「はないちもんめ」は原曲を取り入れながら独自の歌詞とメロディを加えさらに世界観を広げている。
オリジナルの「カロン」「ホタル」は幻想的な風景を見せながら物語を紡いでる。

橋村姫は全曲オリジナル。キーボードにハナブサユウキ氏を向かえ、音の厚みを増していた。
「20回目の冬」は軽快で明るめに、「カニバリズム」は少しジャジーなリズム。「わがまま」「私が髪を切ったのは」は感情豊かに歌い上げる曲が続く。最後は代表曲でもある「あなたへ」を情感たっぷりに、キーボードも後押しして見事な世界観を作り上げた。

後半の田中永美はしっとりと「アオイ」から始まり、イントロのギターが見事な「夜空ノムコウ」を続けて披露。世界平和願うような「青いふるさと」、自分自身を見つめる「映し鏡」と、楽曲の幅広さが伝わる2曲を歌い上げた。明るくポップな曲調の「Colorful」は手拍子で盛り上がる。最後の「僕らの祈り」は一周忌の知人に捧げる鎮魂歌であった。

最後の天伶知詠は「うそつき」「真」と人の内面をせつなく表現した曲でスタート。音楽活動のルーツに関わる「三年後の約束」から「白いページの中に」と続き、故郷の母を歌った「思い出にできなくて」、ラジオのテーマ曲である「かわいた心の花」を披露。最後は佐久間順平が作曲し、自分で詞を書いた「あ・り・が・と・う・の歌」を歌った。出演者の中で唯一のナイロン弦であり、ギターの音色も個性が異なっていた。

最後は天伶知詠、田中永美、橋村姫による「翼をください」。
田中永美がコーラス等アレンジし、個性の異なる3人で魅力的に歌い上げてくれた。

昨今の女性シンガーソングライターは明るくさやわかな楽曲が主流かもしれない。しかし、今回の出演者のように若く華やかだが、しっとりと切なく歌い上げるシンガーソングライターたちをこれからも注目してきいきたい。

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【プロフィール】
1997年8月29日千葉県生まれ。
シンガーソングライター、歌手。
10歳からヴォーカルとギターを学び始め、15歳からシンガーソングライターとしての活動を始める。感情的な歌を得意とする。日本のアニメ、アニメソングの文化が好きな21歳。
「歌を作り、それを歌う。」17歳の時にオリジナルミニアルバムを発売し、19歳でTVアニメEDテーマ歌唱を担当。歌の大会などで数々の賞を受賞。
人の心を動かせるプロのシンガーを目指して都内を中心にライブ活動をしています。SSW・アニソンシンガーと２つの顔を持つアーティスト。
●経歴
・SQUARE ENIX『すばらしきこのせかいvocalオーディションファイナリスト
・日本工学院×avex主催『歌い人奏で人選手権2014』グランプリ受賞
・2015年 自主制作初音源・ミニアルバム『あなたへ』を発売
・2017年TVアニメ『超・少年探偵団NEO』ED主題歌歌唱担当
・2018年3月 昭和音楽大学短期大学部卒業 特別賞受賞
・2018年11月 ANIMAX MUSIX横浜OA決勝大会ファイナリスト
・2019年5月2ndアルバム「H2O」リリース

田中永美

◆セットリスト◆
アオイ
夜空ノムコウ(スガシカオ)
青いふるさと
映し鏡
Colorful
僕らの祈り

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【プロフィール】
1993年3月19日生まれ。
群馬県前橋市出身。
学生時代に「音楽で人と繋がる楽しさ」を感じ、本格的に作詞・作曲活動を開始。
現在、シンガーソングライターとして都内や地元・前橋市を中心に活動中。
2017年8月に、坂元昭二のプロデュースにて1stアルバム「はじまりのウタ」をリリース。
モデルとして、2018年ミス・アース・ジャパン東京大会準グランプリ受賞。

公式ブログhttps://ameblo.jp/colorful7enogu
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