アコースティクベース&ボーカルのエファイストスとアコースティックギター&コーラスのキュビによるデュオ。その演奏はパーカッシブでリズミカル。独特な音楽を繰り広げる「Tripman Project」をご紹介します。
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ーTripman Projectを結成したきっかけはどのようなことでしょうか。また名前はどのような意味ですか。
エファイストス/ベーシスト&キュビ/ギタリスト:僕たちは2007年に一緒に音楽を始めたんだけど、それが楽しくて気持ち良かったから2008年には自然とバンドを組むことにしたんだ。
もちろん名前には意味があるよ。全ての音楽文化をミックスする使命に気付いた二人の旅人、という意味なんだ。気付いたのは2008年に初めて日本に行った直後のことなんだけどね。
ー二人の音楽のルーツをそれぞれ教えてもらえますか。
エファイストス:もともと僕はクラシックでチューバを演奏していたんだ。だけど僕は、アイアン・メイデンとかハロウィンとかクレイドル・オブ・フィルスなんかをベッドで聴いているようなロックでメタルな少年だったんだよ。
ティーンエイジャーになるとジャズやファンクに惹かれて、17歳でベースを始めたらすぐ自然にロックやメタルからジャズやファンクに傾いたんだ。
それが後に、僕が今大好きなファンク・フュージョン・アコースティック・ミュージックに駆り立てることになるんだよ。
キュビ:僕は20歳で音楽を始めたんだ。音楽やミュージシャンが身近ではない環境で育ったんだけど、僕の中にはいつだってずっと音楽が鳴っていたんだ。
子供の頃のことを覚えているんだけど、膝でパーカッションを打って、他のリズムを口で出していたね。それが「ヒューマン・ビート・ボックス」ていうのを知る前にだよ。
僕が聴いた中で、唯一偉大な音楽は、ジェスロ・タルとジェームス・ブラウンだな。十代でグランジやパンクなんかの音楽を聴き始めたんだ(ニルバーナ、オフスプリング、ラモーンズ etc.)。それは変わらず、メタルやファンク、ジャズ、フュージョンとかにも移っていったんだ。それでついに20歳で最初のギターを手に入れてからは、ずっとプレイし続けているよ。主に70年代の音楽から僕はインスピレーションを受けているんだ。この時期の日本のバンド゙ではフラワー・トラベリン・バンドがお気に入りだよ。
ーTripman Project は普段どのような活動をしていますか。
エファイストス&キュビ:今はリハーサルと作曲に集中しているよ。自由な時間だって音楽的でね。ほとんどジャムってるんだ。
ーTripman Projectはどのような音楽を目指していますか。
エファイストス&キュビ:僕たちは、ドラマー無しでフル・バンドみたいなサウンドを出したいんだよ。ファンクやロック、ジャズ、ブルース、時々はポップスなんかをアコースティックなやり方でミックスするのが好きなんだ。
僕たちの音楽の事を是非、パーカッシブ・アコースティック・フュージョンって呼んで欲しいな。
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