アイム・オークはシンガー・ソングライターのタイス・カウクンを中心としたオランダのバンド。
2010年のデビュー・アルバム「OnClaws」以来、複数のアルバムをリリースしている。
ギターがメインの細やかで落ち着いた独自の楽曲は、美しいアレンジで彩られたフォーク・ミュージックとされている。年月を経て、アイム・オークのサウンドはより壮大なものに進化したが、バンドはその独特なサウンドを失うことはない。
最新アルバム「Our Blood」からのシングル「Woandering」は、Spotifyで660万以上ストリーム再生されている。また、シングル「On Trees And Birds And Fire」に至っては、800万再生を誇る。
先頃、アイム・オークは新しいシングル「Will I Wake」をリリースし、タイス・カウクン自身が美しいアニメーション・ミュージックビデオを作った。それは2000以上の絵で構成され、彼は80時間以上を費やした。是非このビデオを見て、曲を聴いて欲しい。
タイス・カウクンはギターの代わりにピアノを用いることにより、バンドのサウンドを「Will I Wake」に取り入れ、今年後半にリリース予定のEPへ新しい方向性を示した。
アルバム「Our Blood」は日本でサインポールレコーズからリリースされており、日本向けにシングル「Woandering」のビデオを制作した。
キム・ヤンセンはオランダ生まれアジア育ちのシンガー・ソングライター。幼少期のほとんどをタイのバンコクとカンボジアのプノンペンで過ごし、10代前半をネパールのカトマンズで過ごした。エリオット・スミスからマーク・コズレック(サン・キル・ムーン)までをおもわせる憂いのある歌声を最大の武器として、瞑想的なアコースティック・フォークからよりきらびやかなオーケストラル・ポップまでを奏でる。オランダ人シンガー・ソングライター、ヘールト・ファン・デル・ヴェルデによるプロジェクト、ザ・ブラック・アトランティックに参加しながら、18歳のときにアメリカでレコーディングした1stアルバム『The Truth Is, I Am Always Responsible』を2009年にリリース。11歳から15歳までのあいだカトマンズの英国寄宿学校で過ごした生活と記憶にインスパイアされた2ndアルバム『Ancient Crime』(2012)と、その続編であるEP『The Lonely Mountains』(2013)は欧米のメディアで高い評価を得た。
最新作は2017年リリースの『Cousins』。全面的にシンセサイザーを導入し、ストリングスにさらにホーン・セクションまで加えた大編成による質の高いプロダクション。そして、持ち前の美しいファルセットに、ビル・キャラハン風バリトン・ヴォイスを交えた歌唱法による新機軸はヨーロッパで高い評価を得た。