フィンガースタイルギタリスト岸部眞明と下山亮平のデュオアルバム「岸部・下山」が12月21日にリリースされた。 二人はこれまでもライブで多くの共演をしており、数多くのデュオも疲労している。音楽の相性の良い二人が満を辞してリリースしたアルバムである。 カヴァー曲である「Good Time Charlie's Got the Blues 」の美しいメロディ、音色はこの後の楽曲を期待させる。 「2.Black Baccara」「4.流れ行く雲」「6.Happy Rag」8.Dandelion」「10.春ごころ」は岸部眞明さんのオリジナルであり、「3.Brown Suger 」「7.Rainbow」「9.街灯」は下山亮平さんのオリジナルとなり、「5.The Dark Horse 」は今回のアルバムのために下山さんが作った新曲となる。 ソロギター曲は一人で演奏するためにアレンジが完結している。その楽曲を二人で演奏すると、追加された音が邪魔になりかねない。そんな雰囲気を全く感じさせず、最初からデュオの曲であったかなのような完成度の高いアレンジだ。基本的に原曲の雰囲気を損なわず、音に厚みを増している。 海外ではチェット・アトキンスをはじめ、トミー・エマニュアエル、ドン・ロスなど多くのギタリストがデュオアルバムをリリースしているが、日本では意外と少ない。 演奏能力の高いギタリストが二人になるとこれほど豊かな音楽になることもわかった。誰がどの組み合わせてやってもこの完成になるものではないだろうが、今後のソロギタリストの指針になるかもしれない。 1.Good Time Charlie's Got the Blues 2.Black Baccara 3.Brown Suger 4.流れ行く雲 5.The Dark Horse 6.Happy Rag 7.Rainbow 8.Dandelion 9.街灯 10.春ごころ
岸部・下山 販売価格3,000円(税込)
販売サイト 岸部眞明ホームページ 下山亮平ホームページ 【2019/ 12/31】