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ギタリストインタビュー〜伍々慧
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6.お月さま(Mr.Moon)

1枚目のミニアルバムに収録されている、僕が作った初めてのオリジナル曲です。15才の時にフィンガーピッキグデイに出場して優勝しましたが、その時に演奏した曲です。コンテストの大阪予選があって、そこで優勝して本選にいったのですが、大阪予選を主催している楽器店の店員さんによくしてもらっていて、こういうコンテストがあるから出てみたら、と誘われました。コンテストはオリジナル曲を弾かなければいけなかったのですが、当時はオリジナル曲がなかったんです。とりあえず応募用紙にタイトルだけ書いて提出して、後からタイトルからイメージして曲を作りました。これまで曲を作ったことがなく、初めてやってみて、曲を作るということが自分にとって楽しいことだということがわかったので、今思うといいキッカケになりました。この時の楽器店の店員さんは僕の中ではキーパーソンかもしれないと思うのですが、今はほとんど会うことはありません(笑)。

7.Remember You

新曲の3曲のうちの1曲です。自分の中で、順位をつけられるものではないのですが、大切にしていきたいと思っている曲です。もう会えない人や、戻れない時間に、思い出の中でもう一度巡り会うために作った曲です。今回このアルバムに収録したのですが、もう少し育てて次回のアルバムに収録したいとも考えています。思い入れのある曲になりました。

8. Ambition

2枚目のミニアルバムに収録されていた曲で、当時自分なりのファンクを作りたくて作った曲です。自分の音楽はファンクとは違うのですが、聴くのは好きなんです。ニュー・マスターサウンズやスティーヴィー・ワンダーのファンクをよくやっていた時代の曲などが好きです。そういうものを聴いた後に自分なりにやってみようと思って作った曲です。当時は、音数が多いのでテクニカルな曲としてライブでよく演奏していました。ひとつなぜか覚えているエピソードがあって、プロモーションで日本各地を廻っていた時に、あるテレビ局のプロデューサーとお会いしてその方の前で数曲披露しました。それでこの曲を弾いた時に、「旅に出たくなるような曲だね~」とそのプロデューサーの方に言われました。僕としては少し泥臭い曲だと思っていたので、自分のイメージと全然違う!受け取られ方は人それぞれだなと思いましたね。僕が思うに、アコギのソロ=旅番組のBGMに流れているような軽い音楽、みたいな先入観を持っていて、「Ambition」は全然旅っぽくないのにそういうことを言われたのではないかと当時思ったことを今でも覚えています(笑)。大人の世界はいろいろあるんだなと思いましたね(笑)。今回オリジナルバージョンを聴いた時に思ったのが、ファンクは一人でやるものじゃないということです(笑)。

9. ほしなき(Hoshinaki)

2枚のミニアルバムに収録されていて、ほぼ原曲通りに弾いています。原曲もレギュラーチューニングで、今回もレギュラーチューニングで弾いてます。シンプルに作った曲で、各方面から評価された曲でした。僕のその後の作品のアイデアのベースになっている要素もたくさん含まれていると、あらためて思いました。当時は東海テレビのある番組のエンディングテーマで使われたり、いろいろなテレビ番組やラジオ番組で使われました。ライブでもたくさん弾いたし、これが好きといってくださる方も多くて僕にとって大事な曲なのかもしれません。今回久しぶりに弾いてみましたが、シンプルに曲を作る良さというものを再確認しました。

10. またあした(Sunset Color Blues)

1枚目のミニアルバムに収録されていた曲ですが、結構アレンジしています。DADGADをドロップDにして、ほんのりブルースっぽくアレンジしました。当時も今回のアレンジのように弾きたかったと思うのですが、どうすればよいかわからなかったんでしょうね。今回はブルースや50’~60’ソウルっぽい要素を加えてみました。


伍々慧
ー以前の曲を大幅にアレンジしたというのは、当時と今では音楽的な考え方が違ってきているのでしょうか。

伍々:10代の頃は僕と同じ年齢でソロギターをやってる人が少なく、ライブ活動をしている人は同年代ではいませんでした。大人のギタリストはやってる音楽がマニアックな曲調を演奏されている方が多かったように思えます。そんな中で、僕はシンプルなメロディ、歌えるメロディを作ったつもりです。その感覚は今でも持ち続けていますね。わかりやすい・伝えやすい曲にしようと思うと、どうしてもポップス的な曲調や構成になりがちなので、そこに関しては、これからは自分で知らず知らずに作っていた縛りを解いて行くつもりです。




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伍々慧 http://www.gogosatoshi.com/

1988年大阪生まれ。
Finger Picking Day 2004にて、15才で最優秀賞を獲得。
2005年1stミニアルバム「melody」リリース。
クラシックギターおよび楽典・ソルフェージュ等を古川忠義氏に師事、音楽を基礎から学ぶ。
2006年2ndミニアルバム「COLORS」リリース。
CHAGE and ASKA , 佐藤竹善氏, 南こうせつ氏らのレコーディングに参加。
20歳から2年間ほどジャズギターを馬淵昌宏氏に師事。
2010年ウクレレ奏者新納悠記氏とニーノアンドゴーゴーを結成。
2011年初のフルアルバム「SONGS IN POCKET」をリリース。
2013年には、全世界規模の作曲家のコンペティション、"International Songwriting Competition 2013"でInstrumentalカテゴリのセミファイナリストに選出。
2ndアルバム「Bedtime Story」リリース。
2015年3rdアルバム「My Bluebird」リリース。
2017年4thアルバム「Shipmates」リリース。
日本各地で演奏活動を展開、また大阪で自主企画のホールリサイタルは毎回チケットが完売し、好評を博す。
近年は日本だけにとどまらず、台湾・韓国・中国でも毎年単独ホールツアー敢行・CDや楽譜集も発売され、精力的に活動。またアメリカ・イギリス・フィンランド・スウェーデン・オーストラリアなどでも演奏活動も展開し、少しずつ・確実にその音楽と名は世界に広がっている。
Remembering
Remembering
2018年7月1日発売
販売価格:2,500円

1.Remembering
2.Evergreen
3.太陽(The Sun)
4.なきむし(When You Cry)
5. ウキウキ(Uki Uki)
6.お月さま(Mr.Moon)
7.Remember You
8. Ambition
9. ほしなき(Hoshinaki)
10. またあした(Sunset Color Blues)

販売サイト https://www.gogosatoshi.com/product-page/remembering







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