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ー「Perpetuum Mobile」もミュートしながら左手でタッピングをする独特な楽曲ですね。 Sönke：「Perpetuum Mobile」はずっと動き続けるという意味があります。どこから聞こえてくるのかわからない小さな音からだんだんと音が大きくなるという表現をしたかったんです。それを追求した結果、このような楽曲になりました。 あと、この曲は何かの経験や感情から作ったものではないんです。左手で同じフレーズをひたすら練習していました。聴いていた親が呆れるくらいに(笑)。ずっとその練習をしているうちにこのフレーズがとても美しいメロディだと気付き、楽曲にすることにしたんです。 ーオリジナル曲はどのように作っているのでしょうか。 Sönke：曲を作ろうとして机に向かう、という作り方ではなく、自分の感情や経験からアイデアガ生まれ、それに肉付けをしていきます。テーマが決まれば机に向かって作りますが、いつアイデアが生まれてくるかは自分でもわかりません。でも小さなアイデアは300くらいはありますね。曲を思いついた時にすぐにギターでアレンジすることもあれば、ピアノで弾いたり頭の中にイメージしたものを書き出したりもします。ピアノが得意なわけではないですが、ギターではできないことができたりします。曲によって作り方が違いますね。 ー2016年にGuitar Masters(http://competition.guitarmasters.pl/en)というポーランドのコンテストで優勝されました。すごくハイレベルなコンテストでしたね。 Sönke：世界的に大きな規模のコンテストで、ファイナリストに残って良い経験になりました。アートとしてのギターと、賞としてのギターは別ですが、このコンテストに出場したことで多くのギター仲間と出会うことができたし、日本人のギタリストとも知り合うことができて、okapiとも知り合うことができました。 ー以前にもコンテストなどは出場されたことはあるのでしょうか。 Sönke：何度か出たことがあります。ポーランドの大会で優勝することでいろいろな人たちに聴いてもらうことができたのはよかったですね。今はコンテストではなく、自分のコンサートに力を入れていきたいです。 ーInternational Freepsum Guitar Festival(https://www.soenkemeinen.com/en/international-freepsumer-guitarfestival/)というのは自身で企画しているイベントなのでしょうか。 Sönke：はい。知り合いのギタリストなどに声をかけて、Freepsumという村で2011年から毎年開催しています。フィンガースタイルだけでなく、フラメンコやシンガーソングライターなど、いろいろなジャンルのミュージシャンが参加しています。okapiも来年出場する予定です。 ー2011年ということは20才くらいですね。 Sönke：そうですね。とても人に恵まれていると思います。 ーオリジナルアルバム「Perpetuum Mobile」はいつ頃にリリースされたのでしょうか。 Sönke：2016年8月です。ソロのアルバムですが、「Avishai」はパーカッションが入り、「A Magical Place」はデンマークのバイオリニストBjarke Falgrenとデュオ、「Miles From Anywhere」はEmile Joseph先生とのデュオです。 ー使用しているギターについて教えてもらえますか。 Sönke：ナイロン弦で、オーストリアのChristina Koblerという女性の製作家のギターです。(Kobler Guitars http://www.koblerguitars.com) クラシックギターとスティール弦のギターの間のような感じで、通常のクラシックギターよりも硬めの音で自分が出したい音を出してくれるので、とても気に入ってます。2014年から使ってます。 |
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