Acoustic Guitar World
ホーム インタビュー ニュース イベント 電子書籍 レビュー   無料メールマガジン
ギタリストインタビュー〜I/GO倶楽部
前のページ 1 2 3 次のページ
ー古橋さんはこれまでギターデュオなどをやったことはありますか。

古橋:ギターではないですが、マンドリンの宮崎勝之さんとはCDを1枚出しています。今はペダルスチールの尾﨑博志さん、ベテランのベーシスト河合徹三さんとの三人でTRI BARRELとうインストバンドをしています。もともとは尾﨑さんとカントリー系で長くやっていました。その前はずっとカントリー系でひたすらセッションマンでしたね。そればっかりやってたのでテネシー州の親善大使になりました(笑)。京都でカントリーバンドをやっていた時には毎年1回カントリーのシンガーを呼んで、自分たちがサポートしていました。

丸山:京都はカントリー、ブルーグラスが盛んですね。

古橋:そうですね。僕は伴奏でいろいろと学びました。その流れで自然にフィンガーピッキングを覚えました。特にチェット・アトキンスやマール・トラヴィスが大好きです。最近フィンガー系のギタリストが増えているので、よくセッションするようになりましたね。

丸山:僕はまともにチェット・アトキンスやジェリー・リードとかをコピーしたことはなかったです。最初に聴いて無理、と思いました(笑)。

古橋:ソロでは指の長さとかも違うし無理と思いますね。サポートのギターも大好きです。

丸山:そういうものはトミー・エマニュエルに任せて(笑)。一人でやるのと、複数でやる違いというか、性格かもしれませんが僕は一人だと飽きてくるんです(笑)。

古橋:僕も一人が嫌いです(笑)。

丸山:一人で歌えるんなら歌中心でもよかったですけどのね。PETA(http://www.petahouse.com)や星文昭くん(https://star-web.localinfo.jp)のようにオープンチューニングで歌うのもいいですよね。カナダのブルース・コバーンも難しいことやりながら歌ってましたね。音楽性が違いますが。
セッションをしたり、サポートをするのは自分のことではないので意識的な問題としてソロと全然違うアプローチになります。複数で演奏する時はサポート的なイメージでアプローチすることがあって、最初は曲を持ち寄って、その場でああしてこうしてと考えます。そういう時はどこかで、この曲は一晃が主役、この曲は僕が主役、とリーダシップをとるようにしてやってます。
今のところお互い突拍子もない曲は無いし、お互い知っている曲があったらやってみようか、という感じもあるし、音楽性に関して極端な違いはないと思います。ただお互いのギターのアプローチ、弾き方やクセが違うから噛み合うのとも思います。

ーお二人と一緒に豊田渉平さん(http://shoheitoyoda.com)とトリオでライブもされていましたね。

丸山:京都の都雅都雅で三人でやりましたね。その時は「メガネギタートリオ」という名前でした。年に一回くらいやっていて、次は8月に京都でやります。渉平は若いですがずっとアメリカにいて、チェットの曲もよく知ってるしオリジナルはギャロッピングが多い。みんなそれぞれどこか近い要素がありますね。渉平と一晃は二人でやったりもします。三人のライブでもずっと三人ではなく、二人ずつに分かれたりします。これも面白いですね。


古橋:あと僕と豊田渉平くんとエバラ健太くん(http://ebarakenta.com)の三人で一緒にやりましたね。彼も素晴らしいです。セッションマンして素晴らしいですし、ソロギターでもコンテストで優勝してます。





前のページ 1 2 3 次のページ

I/GO倶楽部 プロフィール


丸山ももたろう http://shonan.cside1.com/index.shtml

1957年京都市生まれ。
1977年岸田智史さんのサポートとしてプロギターリストの道を歩み始め、以後多数のアーティストのライブ・レコーディングへ参加。
1984年松山千春さんの全国ツアーに参加(2000年8月迄)。
1996年初のソロアルバム「誰想彼」(たそがれ)発売。
2002年石井完治氏と「ももかん」ユニット結成。
2003年中川イサト氏プロデュース、ギターコンピレーションアルバム「Daybreak」へ参加。
2005年ビジュアル系中年ギターデュオ「ももかん」でCDデビュー、1stアルバム「momokan」発売。
2006年「ももかん」2ndアルバム「momokan2」発売。
2007年4月松山千春コンサートツアーに復帰。
2007年11月待望のソロセカンドアルバム「夢の中でも」発売。
2016年古橋一晃とギターデュオ「I/GO倶楽部」結成。
現在ライブサポートを中心にスタジオワーク・ソロ活動・セッションレッスンクリニック等幅広く活動中。


古橋 一晃 https://kazuaki-guitar.jimdo.com

1973年京都生れ。
13歳より独学でギターを弾き始める。
1992年~2005年、京都のカントリーバンド「永冨研二 & テネシーファイブ」に所属。日米のカントリー系ミュージシャンとのセッションを経験。
'98 テネシー州親善大使、'99 Nashville にて「Grand Ole Opry」「ライマン公会堂」に出演。
3枚のアルバムに参加。
2005年春より上京。
マンドリンプレイヤー、宮崎勝之氏とのDUOアルバム「Woody Talkin'」ではギターとマンドリン2本だけのインストアルバムを2011年に発売。
2013年、河合徹三(Bass)尾崎博志(Pedal Steel Guitar) とのインストアルバム「TRI BARREL/詩のかけら」を発売。 ライブ活動も精力的に行っている。
2016年古橋一晃とギターデュオ「I/GO倶楽部」結成。
現在、レコーディング、ライブ、コンサート等 サポートミュージシャンとして活動中。




/td>



Acoustic Guitar World

トップページ l インタビュー l ニュース l イベント l 電子書籍 l レビュー l EPUBについて l facebook l Twitter 
Acoustic Guitar World について Copyright © Acoustic Guitar World All Rights Reserved.