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ギタリストインタビュー〜Kim Janssen、I AM OAK
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ーお二人は音楽を通してどのようなことを伝えたいですか。

キム:絶対にこうだ、という強いメッセージではなく、音楽は聴く人とコミュニケーションをとるためのものと思っています。特に最新アルバムはそのように作っていますね。

タイズ:メッセージを発信しているというより、音楽を一人で聴いてこもっているような、周りから遮断されて自分だけの安全な世界にこもっているような感覚を与えたいと思っています。自分の音楽を聴いた時に、聴いた人がそういう気持ちになって、聴いた後に外の世界に戻っていけばいいと思います。
キム・ヤンセン
ー使用しているアコースティックギターについて教えてもらえますか。

キム:テイラーを使用しています。ライブではギブソンL-0が多いですね。ロバート・ジョンソンが使っていたタイプのモデルで、ボディは小さいですが音量が出ます。

タイズ:14才でギターを始めた頃のギターはブランドもないようなギターです。音は気に入ってますが、ライブでは使えないですね。ライブではナイロン弦のアルハンブラというブランドです。

ー日本の印象はいかがですか。

キム:とにかく圧倒されます。特に驚いたのがコントラストですね。渋谷駅前の雑踏もあれば、小さい駅で小さな通り、小さな店しかない静かな場所もあります。

タイズ:5年前に日本に来たことがあるんです。この時は休暇で来たのでライブなどはしていません。その時に日本を気に入って、またすぐに来たいと思いました。キムと同じように、コントラストや多様性に圧倒されました。混雑した場所と静かな場所の差が大きいですね。大きな街と静かなデリケートな場所の対比に圧倒されます。

ー現在のオランダの音楽事情はいかがでしょうか。

キム:以前に比べてすごく国際的になってきました。オランダのバンドがアメリカのレーベルと契約したり、外に出て行くようになりましたね。以前は小さな枠の中にこもって、同じバンドが地元で30年プレイしているような感じでしたが、今はオランダのバンドがどんどん外に出て行っています。
I Am Oak
ーオランダはダンスミュージックのイメージもありますね。

キム:そうですね。僕らのようなアコースティックを好む人たちはそれらに比べると多くはないですが、だんだんと増えていると思います。

-これからの活動について教えてもらえますか。

キム:年内はツアーを行います。次のアルバムを製作中で、ツアー後はしばらくアルバム制作となります。来年リリースできたらいいですね。

タイズ:年内はオランダでライブを行います。僕も次のアルバム用の楽曲を作っていて、ほとんど書き終わってます。年内に仕上げて、来年アルバムをリリースしたらいろいろなツアーをする予定です。

ー日本の音楽ファンにメッセージをお願いします。

キム:ライブを聴きに来てくれた方には感謝をしています。日本で演奏できたことを誇りに思います。また日本に戻って来てライブをしたいと思います。

タイズ:ライブに来てくれた方、音楽を聴いてくれる方に感謝しています。また日本に戻って来て、たくさんの人の前でたくさんのライブをしたいと思います。





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Kim Janssen https://www.kimjanssen.net

キム・ヤンセンはオランダ生まれアジア育ちのシンガー・ソングライター。幼少期のほとんどをタイのバンコクとカンボジアのプノンペンで過ごし、10代前半をネパールのカトマンズで過ごした。エリオット・スミスからマーク・コズレック(サン・キル・ムーン)までをおもわせる憂いのある歌声を最大の武器として、瞑想的なアコースティック・フォークからよりきらびやかなオーケストラル・ポップまでを奏でる。オランダ人シンガー・ソングライター、ヘールト・ファン・デル・ヴェルデによるプロジェクト、ザ・ブラック・アトランティックに参加しながら、18歳のときにアメリカでレコーディングした1stアルバム『The Truth Is, I Am Always Responsible』を2009年にリリース。11歳から15歳までのあいだカトマンズの英国寄宿学校で過ごした生活と記憶にインスパイアされた2ndアルバム『Ancient Crime』(2012)と、その続編であるEP『The Lonely Mountains』(2013)は欧米のメディアで高い評価を得た。

最新作は2017年リリースの『Cousins』。全面的にシンセサイザーを導入し、ストリングスにさらにホーン・セクションまで加えた大編成による質の高いプロダクション。そして、持ち前の美しいファルセットに、ビル・キャラハン風バリトン・ヴォイスを交えた歌唱法による新機軸はヨーロッパで高い評価を得た。


I AM OAK http://thijskuijken.nl/

アイム・オークはシンガー・ソングライターのタイス・カウクンを中心としたオランダのバンド。2010年のデビュー・アルバム「On Claws」以来、複数のアルバムをリリースしている。ギターがメインの細やかで落ち着いた独自の楽曲は、美しいアレンジで彩られたフォーク・ミュージックとされている。年月を経て、アイム・オークのサウンドはより壮大なものに進化したが、バンドはその独特なサウンドを失うことはない。
最新アルバム「Our Blood」からのシングル「Woandering」は、Spotifyで660万以上ストリーム再生されている。また、シングル「On Trees And Birds And Fire」に至っては、800万再生を誇る。

先頃、アイム・オークは新しいシングル「Will I Wake」をリリースし、タイス・カウクン自身が美しいアニメーション・ミュージックビデオを作った。それは2000以上の絵で構成され、彼は80時間以上を費やした。是非このビデオを見て、曲を聴いて欲しい。
タイス・カウクンはギターの代わりにピアノを用いることにより、バンドのサウンドを「Will I Wake」に取り入れ、今年後半にリリース予定のEPへ新しい方向性を示した。

アルバム「Our Blood」は日本でサインポールレコーズからリリースされており、日本向けにシングル「Woandering」のビデオを制作した。

Our Blood / I Am Oak

Our Blood

発売日:2016/10/23
レーベル:sign-pole records
販売価格:2,160円
1. Geest
2. Omen
3. Warl
4. Volcano
5. Dacem
6. Way Out
7. Shallow End
8. Own
9. Woven In
10. Woandering
11. Gold
12. Your Blood
13. LANDMARK (Japanese release bonus tracks)
14. NEED BY NEED (Japanese release bonus tracks)
15. ORAY (Japanese release bonus tracks)
Cousins / Kim Janssen

Cousins
発売日:2017/4/9
レーベル:Lirico
販売価格:2,240円
1.Dynasty
2.Take Shelter
3.Host
4.Night-Heron
5.Gouldians
6.Actor
7.Bottle Rockets
8.Cousin
9.Rama VI
10.Tors







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