ーYoutubeは最初からカヴァー曲だったのでしょうか。
龍藏Ryuzo:そうですね。最初はカヴァーを自分が楽しいからやっていただけなんです。続けていたら視聴者が増えてきました。ソロギタリストになりたいと思って始めたのではなく、楽しくてやっていたらこういう形になりました。
ーソロギターアレンジは独学なのでしょうか。
龍藏Ryuzo:独学です。スタジオミュージシャンを目指していて理論や知識はあったので、特に困ったことはありませんでした。
ーオリジナル曲を作っていないのはスタジオミュージシャンを目指していたからでしょうか。
龍藏Ryuzo:そうかもしれません。今は曲を作ることに興味がわかないんです。ヒット曲などを自分でアレンジするのがすごく楽しいですね。
ー2018年秋に1stアルバム「Acoustic Solo J-Song Best~Prologue~」をリリースしました。選曲の幅が広いですね。
龍藏Ryuzo:Youtubeなどにきたリクエストから好きな曲を選びました。ジャンルの幅は広くなりましたね。
ーもともとはどのような音楽ジャンルが好きなのでしょうか。
龍藏Ryuzo:ファンク系、16ビート系や、最近はR&Bも好きで幅が広いですね。
ーそういったものはアレンジに反映するのでしょうか。
龍藏Ryuzo:そうですね。その時にハマっているジャンルがアレンジに出てきます。ロックが好きな時期はアレンジがロックになり、ジャズにハマってる時はジャズアレンジなったりします。ジャズアレンジは多いですが、ポップス寄りなジャズアレンジですね。
ーメロディラインが際立つアレンジだと思います。
龍藏Ryuzo:メロディラインは大事にしてます。僕は叩き系に手を出してません。うまくなればできるのかもしれないですが、どうしてもメロディラインが薄くなる気がします。メロディラインについては日々研究しています。
ーソロギターで参考にしているギタリストはいますか。
龍藏Ryuzo:たくさんいます。やはりトミー・エマニュエルの影響が大きいですね。メロディの歌わせ方がすごく好きで参考にしてます。井草聖二さんのお洒落系のグルーブ感と音作り、伍々慧さんのきれいなピッキングですごくまろやかな音色も研究しています。いろいろなギタリストの気になるところを意識していますね。
ーMaton(メイトン)ギターを使用していますが、トミー・エマニュエルの影響でしょうか。
龍藏Ryuzo:これはたまたまです(笑)。スタジオミュージシャンを目指していた時に購入したので、結構古いです。ヴォーカルに対して邪魔をしないこと、エレキギターの感覚で弾けるギターを探したらたまたまメイトンだったんです。それもトミー・エマニュエル・モデルです(笑)。トミー・エマニュエルを好きになったのは購入した後ですね。
ー最初はトミー・エマニュエルを意識はしてなかったのですか。
龍藏Ryuzo:そうですね。Youtubeにアップを始めて1年後くらいから影響が出ていると思います。
ーMatonの他、James Goodall(ジェイムス・グッダール)を使用されますね。レコーディングはこちらの方が多いのでしょうか。
龍藏Ryuzo:3年前に購入しました。最新アルバムでは多く使ってますね。
ーメイトンとグッダールは随分キャラクターが違うと思います。どのように使い分けてますか。
龍藏Ryuzo:メイトンはカラッとしているので、バラードの時にふくよかな音を出せないのが悩みでした。それで対局的にふくよかな音のギターを探したらグッダールを見つけたんです。メイトンを購入した楽器店で、たまたま安くなっていたのですぐ購入しました。
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