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ーマイケル・ヘッジス以外に影響を受けたギタリストはいますか。 ペッテリ：クラシックギターではアントニオ・ラウロ、レオ・ブローウェルの作品が好きです。 エレキギターは「リヴィング・カラー」のヴァーノン・リード、「ティン・マシーン」のリーヴス・ガブレルス、ロベン・フォード、ベースは「リヴィング・カラー」のダグ・ウィンビッシュ、「プライマス」のレス・クレイプールです。 リーヴス・ガブレルスが参加している、デヴィッド・ボウイが1995年から1999年にリリースした「アウトサイド」「アースリング」「アワーズ」の演奏にすごく影響を受けていますね。 ーニューアルバム「究明（RESOLUTION）」がオリジナルとしては8年ぶりにリリースされましたが、このアルバムはどのようなコンセプトでしょうか。 ペッテリ：「生命の終わり」「死」がテーマになっています。これは三部作の三作目であり、ファーストアルバム「サイレンス!」は誕生、セカンドアルバム「PHASES」は成人期、今作が生命の終わりをテーマにしています。パズルの最後のピースですね。アルバムのジャケット裏を合わせると模様がつながっているんです。これは秘密にしていたので、誰も気がついていないと思いますよ。  ーこれは驚きましたね。1作目を作る時からこのような計画だったのでしょうか。 ペッテリ：はい、そうです。でも秘密にしていました(笑)。1枚目、2枚目はそれほどテーマに縛られなかったのですが、3枚目はテーマに重きをおいて作りました。アルバムのトレー下には、スフィンクスの謎かけである、朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足といったように、それぞれファーストアルバムは赤ん坊のシルエットとドットが4つ、セカンドアルバムには青年のシルエットとドットが2つ、サードアルバムには杖をついた老人のシルエットとドットが3つあるものが描かれています。 派手なギター弾きのお兄ちゃんだけではつまらないと思って(笑)、もっと深みのある表現ができないかと思い、これらのことを考えました。 ーファースト、セカンドはリリースの間隔が短いですが、本作は時間がかかりましたね。 ペッテリ：ファーストとセカンドを作ったらかなり消耗して、出し切ってしまった感があり、他のことが何もできない状態でした。サードアルバムの構想はあったのですが、自分にはこれを製作する経験が足りないと思ったんです。すごく不安な時期でしたね。そんな時にキングレコードからカヴァーアルバムのオファーがあり、自由に楽しくスタジオに入って演奏することができました。それが「直感(Through The Eyes Of Others)」です。 その後、身内や知り合いが亡くなったりしていろいろな経験を積み、生命の終わりという大きなテーマに取り組めるようになったのだと思います。 ファーストアルバムというのは自分の中にほとばしるエネルギーがあり、自分を見せたい、聴きに来いよ、楽しいだろ、という気持ちでした。自分が部屋の中にいて、人を呼び込むようなエネルギーがありましたね。 セカンドアルバムには、部屋にやってきた人たちに向けて、部屋の中で演奏しているイメージがあります。 サードアルバムは部屋から去り、もう二度とここに戻らない人たちに向けて演奏している自分をイメージしました。 |
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ペッテリ・サリオラ
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究明（RESOLUTION） |
発売時期：2017年4月26日 |
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