Acoustic Guitar World
ホーム インタビュー ニュース イベント 連載 レビュー 電子書籍   無料メルマガ
連載
LAST GUITAR
sign-pole records



Sungha Jung Japan Tour 2025

ソロギタースペシャルイベント松井祐貴&井草聖二OA坂本佳祐

Tripliciti Japan Tour 2025
LINE公式アカウントInstagram


アコワドの部屋
特集記事
山本哲也 龍藏ryuzo 矢後憲太 まるやまたつや逆瀬川剛史
ジョージ・ローデン & 小川倫生TARO & JORDANギタリストインタビュー〜さらさギタリストインタビュー〜Justin Kingギター製作家インタビュー〜Jack Spiraギタリストインタビュー〜GIN木村大ソロギターの日スペシャルコンサート2015エバラ健太竹内いちろギタリストインタビュー〜伊藤祥平ギタリストインタビュー〜吉川忠英ギタリストインタビュー〜下山亮平ソロギターコンサート Dramatic!!ギタリストインタビュー〜塚本浩哉ギタリストインタビュー〜小沼ようすけ
ギタリストインタビュー〜ギタリストインタビュー〜Antoine Dufourギタリストインタビュー〜okapiソロギターコンサート+ Song & Guitarギタリストインタビュー〜住出勝則ギタリストインタビュー〜矢後憲太ギタリストインタビュー〜小松原俊
ギタリストインタビュー〜AKI-CHUギタリストインタビュー〜Shohei Toyoda
伊藤賢一雑感コラム ギター路地裏


第69回 雑感note(2)

アコースティック・ギター・ワールド読者の皆さまこんにちは!ギタリストの伊藤賢一です。
今回も雑感コラムです。すでにnoteにおいてリリースしている中から、アコースティックギター向きの内容をご紹介します。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

弦について

ギター弦については、私も御多分に洩れず色々と試してきました。

私はアコースティックとクラシックの両刀使いである事もあり、今まで試した弦のモデル数は合計で50は下らないと思います(ゲージ違い、組み合わせ違い含め)。

若い頃は色々とテクニックも変化しますし、各モデルが自分とどう相性が良いのか試行錯誤の余地があるのですが、段々歳を重ねると(?)弦によって音が変わる事はほとんどなくなってくる気がします。
要するに弦そのものよりも弾き手のタッチがもたらす影響の方が大きいんですよね。当たり前ですが。
さらに当たり前の事に、弦よりギター本体の方が音楽への影響は大きいです。

だから弦選びについては正解を求めず、あくまで自分が気に入ったものを使うに限ります。

「気に入ったものを使う」
というのはかなり本質を突いた視点だと思います。
「正解」を求めると苦しくなりますが、大事なのはあくまで自分の好みを知る事。
その上で比較を重ね、自分の「好み」の質を変容させていく感覚ですね。

なので、弦選びは自ずと
・経済性
・入手のしやすさ
の2点に絞られてきます。

耐久性は経済性とほぼイコールです。
入手のしやすさについては、店頭でもネット販売でも在庫が切れないという事ですね。

というわけで

アコースティック弦は
ジョン・ピアーズのフォスファーブロンズのライト
クラシック弦は
低音がオーガスチンの赤
高音がプロアルテのノーマル

を使い続けてます。
ピアーズは、15年くらい前にもメインで使ってましたが、その時より明らかに耐久性が上がってます。ステージ照明に弱かったのは昔の話。耐久性が解消されてからは、エリクサーを使わなくなりました。

クラシック弦については普通すぎて恐縮ですが、もう20年くらいこの組み合わせです。今のところ何も不満がありません。

クラシック弦の次点としては、サバレスのカンティーガ/ニュークリスタルのセットです。
このセット、実に良いです。感触だけとればメインの組み合わせよりも好みなのですが、耐久性の面で自分は少し気になります。
弦は古くなってくると、音色の張り感が薄くなり、更に使い続けると音程が合わなくなる。自分は音程が合いづらくなったらすぐに交換するので、ひとつの目安として音程は常に気にしています。

ところがサバレスの場合、音色の張り感の減退と音程の不安定さが同時にやってくる感覚なんですよね。要するに音程があやしくなってくるのが他の弦よりほんの少し早い気がします。
これが自分にとってはけっこうなネガポイントで、それさえなければNO.1の弦と言っても過言ではありません。
また忘れた頃にチェックしてみて、音程の問題が解消されていたらサバレスへの乗り換えも大いにあり得ると思います。

アコースティック弦に関しては今のところピアーズが気に入っているので、他のものに乗り換える可能性は薄いです。
次点は個人的にはやはりエリクサーですかね。

エリクサーはコーティング弦という特徴からか、向いてない人には完全に無視される弦ですね。でも私は今でもとてもクオリティが高い弦だと思ってます。ただエリクサーなどコーティング弦は張りたてが最も音が良くないので、少なくとも1日ほどの様子見が必要です。
ピラミッドの直進性も悪くないし、ダダリオも平均以上のものをしっかり出してきてると思います。スティール弦に関してはほぼ何を使っても良いのですが、個人的な入手しやすさから現在はピアーズ一択となってます。

ピアーズの音の特徴でいうと、音の芯を出しやすい上に、若干音色が華やかなんですよね。相反する特徴を持ち合わせているという事は、単純に品質が高いのだと思います。

こんなところで今回のnoteは終わりにします。
これを読まれたギタープレイヤー、ギターファンの皆さんは、ぜひ御自分の好みを見つけてみてください。


伊藤賢一雑感コラム ギター路地裏 TOP へ



伊藤賢一 http://kenichi-ito.com

1975年東京都新宿区生まれ 1994年 ギター専門学校(財)国際新堀芸術学院入学。
1998年(財)国際新堀芸術学院卒業。以後ソロ活動へ。
2001年フィンガーピッッキングデイ出場、チャレンジ賞獲得。
2001年1stアルバム「String Man」リリース。
2002年2ndアルバム「Slow」リリース。
2007年3rdアルバム「海流」リリース。
2010年4thアルバム「かざぐるま」リリース。
2012年5thアルバム「Tree of Life」リリース。
2013年ライブアルバム「リラ冷え街から」リリース。
2015年初のギターデュオアルバム『LAST TRAP/小川倫生&伊藤賢一』をリリース。
2016年田野崎文(Vo)三好紅( Viora)とのトリオtri tonicaのアルバム「alba」リリース。
2017年6thアルバム「Another Frame」リリース。
2018年三好紅(Viora)とのデュオIndigo Noteのアルバム「Can Sing」リリース。

伊藤賢一

【2025年2月2日】

Acoustic Guitar World

トップページ l インタビュー l ニュース l イベント l 電子書籍 l レビュー l EPUBについて l facebook l Twitter 
Acoustic Guitar World について Copyright © Acoustic Guitar World All Rights Reserved.