
ギター路地裏 第81回
アコースティック・ギター・ワールド読者の皆さまこんにちは!ギタリストの伊藤賢一です。
私は演奏旅行の多いミュージシャンですが、移動はもっぱら車です。
東京に住んでいますが、関西はもちろん九州まで車で行くスタイルはなかなか珍しいようです。
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【移動手段について】
巡業の移動手段はもっぱら車です。
高いんじゃない?
疲れるんじゃない?
とよく訊かれますが、新幹線を使う前提としたら経済的には大差ありません。そして2人以上の巡業ならば新幹線より車の方が安いです(車の燃費にもよります。私の車は1Lで22kmくらいのアベレージです)。
浜田隆史さんのように東京~名古屋を在来線で移動する猛者もいらっしゃいますが…
疲労に関しては、私の場合電車の方が気疲れてしまいます。
車の運転も体力を使いますが、精神的にストレスを感じる事が無いのが良いです。
好きな音楽で満たされるパーソナルな空間。
そしてその間に”移動”までできる一石二鳥。
最も大きな利点としては、旅先で天候に行動が左右されない点でしょう。
基本的に大荷物となる巡業において、徒歩で悪天候に遭うダメージは大きいのです。車なら基本的に会場付近までは濡れずに移動できます。
地味な利点としては、宿泊先の選択肢が広がります。
駅近に選択肢をしばる必要が無いので、割と辺鄙な場所の安宿が見つかったりします。
良いことばかりのようですが、失敗も数多くしてきました。
いくら、運転好きとはいえ、さすがに300kmを超えるような移動日に演奏をするのは避けたいところです。
以前竹内いちろさんと回った時は、鳥取県米子市から山口県防府市まで300kmを下道で7時間かけて行き、当日ライブしたこともあります。運転交代しながらなのでまだ良かったですが、基本的にはおすすめしません。
札幌に宿をとり、釧路でのライブを1人で日帰りしたこともあります。300kmというと、東京~愛知県まで行ける距離ですからね。下道日帰りはさすがに暴挙と言えましょう。
そのような無茶をせず、1日100kmくらいを限度にしておけば気持ちもかなり楽です。
・音響機材を積める
・洗濯物を干せる
・大きなお土産を持ち帰れる
など細かい利点はたくさんありますが、何より「自由な空間」で移動できるのが一番です。
今後とも車と共に全国どこにでも出かけて行こうと思います。
伊藤賢一

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伊藤賢一 http://kenichi-ito.com
1975年東京都新宿区生まれ 1994年 ギター専門学校(財)国際新堀芸術学院入
学。
1998年(財)国際新堀芸術学院卒業。以後ソロ活動へ。
2001年フィンガーピッッキングデイ出場、チャレンジ賞獲得。
2001年1stアルバム「String Man」リリース。
2002年2ndアルバム「Slow」リリース。
2007年3rdアルバム「海流」リリース。
2010年4thアルバム「かざぐるま」リリース。
2012年5thアルバム「Tree of Life」リリース。
2013年ライブアルバム「リラ冷え街から」リリース。
2015年初のギターデュオアルバム『LAST TRAP/小川倫生&伊藤賢一』をリリー
ス。
2016年田野崎文(Vo)三好紅( Viora)とのトリオtri tonicaのアルバム「alba」リリ
ース。
2017年6thアルバム「Another Frame」リリース。
2018年三好紅(Viora)とのデュオIndigo Noteのアルバム「Can Sing」リリース。
2020年Indigo Noteの2ndアルバム「Long Way」リリース。
2021年7thアルバム「Little Letter」リリース。
2023年ピアノ&パーカッション奏者AkiとのデュオLuna y Alas結成。
2024年Indigo Noteの3rdアルバム「Lively Garden」リリース。
2025年Aki作曲のギター曲「The Pearl」リリース。
ライブ本数は累計1500を超え、現在も常に日本全国で演奏活動を展開中。

【2026/3/1】 |